メイク時間の短縮や、すっぴんでもきちんと感を演出できるなどのメリットのあるまつげパーマ。
最近では利用する方も増えていますが、そのような場合でも上まつげにだけパーマをかけるということが多いのではないでしょうか。
「下まつげにパーマって意味ないんじゃない?」と思う方もいるでしょうが、実際に下まつげパーマをするメリットはたくさんあります。
もし「私は下まつげが短いから……」と、下まつげパーマを諦めている方がいたとしても安心してください。
一般的に日本人の下まつげの長さは5㎜程度といわれていますが、下まつげパーマは4㎜の長さがあれば思い通りのデザインに仕上げることが可能です。
また正しいケアをすることで、まつげを長く健康的に育てることもできるのです。
今回はまつげパーマをかけたことがない方も、いつもは上まつげだけにパーマをかけているという方にも、下まつげパーマの魅力についてお伝えします。
下まつげパーマを施すことでワンランクアップした目元を手に入れましょう。
下まつげパーマのメリット3選
下まつげパーマのメリットを3つ紹介します。
- 目力アップで小顔効果
- 上下まつ毛の絡まりを解消
- 逆まつ毛も解消
一般的に欧米人に比べると日本人のまつげの生え方は、角度も浅く目元の印象が薄いといわれます。
実際に多くの方の下まつげが上向きや正面に生えていることが多いのです。
そこで下まつげパーマをかけることで、目元の印象を大きく変えられます。
そのうえ目のストレスも解消できるのです。
目力アップで小顔効果も
上まつげにパーマをかけると、目の大きさが1.5倍大きく見えるといわれています。
下まつげにもパーマをかけた場合、さらに目の大きさは縦方向に2倍大きく見せることができるのです。
目の縦幅が長くなり目のパーツが大きく見えることで、目から顎の距離が縮まり、目、鼻、口のバランスが整い小顔効果が期待できます。
この様にまつげパーマで手に入れたぱっちり目元に、メイクを施すことで見た目の印象を大きく変える効果が期待できます。
上下まつ毛の絡まりを解消
まつげは生え方に人それぞれ生まれつきのクセがあります。
上まつげは下向きに、下まつげは上向きや前向きに、ばらつきのある生え方をしていることが多いです。
そのため瞬きの際に、上まつげと下まつげが絡みやすくなっている方もいます。
特に下まつげは横に流れるクセがあることも多く、必然的に存在感が薄くなりがちです。
さらにアイメイクするのも、上まつげに比べて短い下まつげはビューラーで挟むにも一苦労という方もいるのではないでしょうか。
下まつげにマスカラを塗るのが苦手という方も少なくありません。
下まつげパーマをかけることでアイメイクの手間が格段に楽になります。
逆まつげも解消
逆まつげに悩む人は多いのではないでしょうか。
「コンタクトを装着するときに痛みがある」
「マスカラを塗ると瞬きの度に違和感を感じる」
この様に逆まつげで悩む声をよく聞きます。
この不快な逆まつげのストレスが、下まつげパーマをかけることで解消できるのです。
逆まつげを放置しておくと、眼の角膜や結膜を傷つけてしまうこともあり、酷くなると手術が必要になることもあります。
様々な逆まつげのトラブルを防ぐためにも下まつげパーマは有効な手段といえるのです。
下まつげパーマのデメリット3選
下まつげパーマのデメリットを3つお伝えします。
メリットの多い下まつげパーマですが、デメリットもあります。
メリットとデメリットをよく吟味して、自分にあった目元を手に入れましょう。
思い通りのデザインができないことも
下まつげパーマは自分のまつげにパーマを施しカールさせます。
そのため思い通りのデザインにならないことも。
前記した通り4㎜の長さがあれば下まつげパーマが可能であり、平均的な下まつげの長さがあれば多くの方にとって施術可能です。
しかしまつげパーマで本来の長さ以上の長さを出したいと思っても難しいでしょう。
同じようにボリュームを出したい場合も、本来のまつげが細かったり本数が少なかったりすると、あまりボリュームを出すことができません。
もしより理想のデザインに近づけたい方や、下まつげに長さやボリュームを出したいと望まれる方は、下まつげにエクステを付けることが理想の目元になる近道です。
まぶたの形やまつ毛の生え方によっては、変化が分かりづらい場合もあります。
コスト面でデメリットも
上まつげ下まつげのパーマで共通のデメリットはコスト面になります。
まつげのカールを維持するには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
特に初めてまつげパーマをかけた状態だとカールが取れやすく、3週間〜4週間ほどでパーマが落ちてしまうこともあります。
2度3度とまつげパーマを掛け直すうちに、まつげが本来の真っ直ぐな状態に戻る力が弱くなっていきます。
それでもきれいなカールを維持するために、1ヶ月〜1ヶ月半毎にメンテナンスする必要があるのです。
コスト面を考慮してセルフパーマキットが市販されていますが、まつげへのセルフパーマは仕上がりの面でも安全面でもあまりお勧めできません。
目にダメージを与える可能性
デリケートな目元に施すまつげパーマは、目にダメージを与える恐れがあります。
現在まつげパーマの施術は美容師免許を持つ者だけが可能であり、施術には細心の注意を払っていますが、それでもトラブルの可能性を0にすることはできません。
上まつげに比べると短く、生えているまつげの数も少ない下まつげへの施術は、セット剤がまぶたに付着したり、薬剤が目の中に入ってしまったりする可能性があるのです。
そのためトラブルを回避するために信頼のおける店舗、施術者を選ぶことが重要でしょう。
また髪へのパーマ同様に、パーマをかけることでの自まつげへのダメージも考えられます。
まつげパーマをする際は、まつげ美容液やコーティング剤でしっかりと保湿するなどのアフターケアが大切です。
下まつげパーマのデザイン
上まつげだけでなく下まつげにもパーマを施すことで、目元の洗練度やきちんと感がアップし印象的な目元に仕上がります。
施術前に行うカウンセリングでは、自分のイメージを正確に施術者に伝えましょう。
そうすることで施術者は利用者の目の形や目と眉の距離、目の位置などを考慮して、イメージに近づけるための施術を行います。
例①キュートな印象にしたい
上まつげだけでなく下まつげもしっかりとカールさせることで、ビューラーを使った様にキュートな丸みのある目元に仕上がります。
例②ナチュラルに、でも目力はアップさせたい
上下まつげにやり過ぎ感のない自然なカールを作ることで、ナチュラルな目力アップが期待できます。
下まつげパーマをかける前にできるケアは?
下まつげパーマをかけた後はもちろん、パーマをかける前にできるケアもあります。
まつげパーマをかけるためには、長くて健康なまつげであるに越したことはありません。
短い下まつげを伸ばすためのケアをお伝えします。
専用リムーバーでメイクオフ
目元の印象を左右するアイメイク。
しかしメイクの残留物は、目元の環境を崩す原因の一つと考えられています。
下まつげを伸ばす為には、目元を衛生的にして環境を整える必要があるのです。
下まつ毛に負担を与えずに、メイクの残留物や余分な皮脂を落とす為に必要なのが、目元専用のリムーバーです。
専用リムーバーはクレンジング液をコットンでまつげに当てメイクオフするタイプや、マスカラと同じようにコームでクレンジング液をまつげに塗ってメイクを落とすタイプなどがあります。
使用感や使いやすさで選ぶといいでしょう。
基本的にウォータープルーフのマスカラを使用していると、通常のクレンジングでは充分にメイクオフできないことがあります。
無理に落とそうとゴシゴシ擦ったり、強いクレンジングを使ったりするより、専用リムーバーで肌に負担を掛けずにメイクオフしましょう。
まつげの育毛サイクルを知って積極的なケアを
まつげだけでなく人の体の体毛は、周期的なサイクルで生え変わっています。
生えはじめ(成長初期)→伸びる時期(成長期)→成長が止まる時期(退行期)→まつげが抜け落ちて、次のまつげが発毛するまでの準備段階に入る時期(休止期)
この周期を1 サイクルとして、生え変わりを繰り返しています。
この毛周期が乱れると、細く短いまつげしか発毛できなくなるのです。
そのためメイクの残留物や余分な皮脂を取り去り、目元を衛生的な状態にする事で、健康的な毛周期を保つことができます。
そのうえで下まつげの毛母細胞を活性化させる、まつげ美容液を使用しましょう。
また一見遠回りのようですが、食事・睡眠・栄養に気をつけることで、身体が十分な栄養を摂取でき、毛母細胞の働きを良くするのです。
まとめ
今回は下まつげパーマをかけるメリットやデメリットなどをお伝えしました。
ある調査によると約7割の人が第一印象を顔で決めており、その中でも実に8割以上の人が目の印象が重要だと答えています。
下まつげパーマをかけることで、目元の印象をアップグレードしてみてはいかがでしょうか。